スモークテールを自作するなら「フィルム」「スプレー」「カバー」のどれがいいの?

こんにちは、かいむ(@Caimn_)です。

今日は少し前から流行りのスモークテールについて紹介します。

スモークテールは、テールランプを黒くし、白いクルマならメリハリを、黒いクルマなら統一感を出すことができます。
LEDが主流になってきた昨今では、車検にも通りやすくなりました。
最近では社外品で最初からスモークテールのタイプもよく見かけるようになりました。

純正のテールランプでスモーク化したい!
そんな人は、DIYで手軽にすることができます。

スモークテールをするには複数種類があります。

  • フィルム
  • スプレー
  • カバー

この3つです。

1つ1つ紹介していきます。

DIYに挑戦するには

まずは準備が必要です。
最低限用意するものがあるので、それだけは用意しましょう。

  • パーツクリーナー
  • ウエス
  • マスキングテープ

あとはタイプによってハサミやカッターが必要だったりします。

また、キレイに施工するにはテールランプを車体から取り外す必要があります。
車体に取り付けている状態だとうまく貼る・塗るができませんからね・・・。
しかし、カバータイプは形にそって貼り付けるだけなので、取り外す必要はありません。

フィルム

フィルムは窓に貼るスモークフィルムを使用します。
カッターとドライヤー、伸ばすためのヘラを用意しましょう。

テールランプにフィルムを被し、本体より少し大きめにカットします。
ちょうどに切ってしまうと、貼って伸ばしていくときに足りなくなることがあります。

フィルムタイプのコツは真ん中から貼っていくことです。
端から貼り始めると思っていた形にならず、対角の端まで届かなくなります。

あとはゆっくり温めながら伸ばしていくと、うまく貼れます。
端まで到達したら見えないところまで伸ばして折りましょう。
キレイに本体の端で切ってしまうと、何かを拍子に剥がれ始めます。
風や雨でペロッと少し剥がれてしまうと、徐々に全体に広がります。
そうならないように折り込んで外的要因から守りましょう。

スプレー

剥がせるタイプとそうでないタイプがあるので、使う時は要注意です。
剥がせないタイプで塗装し、失敗してしまうと、使い物にならなくなりますよ・・・。

キレイに塗装をするコツは、塗装前にしっかり脱脂することです。
脱脂していないと、塗りムラが発生し、均一感がありません。
凸凹が目に見えると違和感しかなく、変な感じになってしまいます。
そうならないよう、しっかり脱脂しましょう。
テールランプに直接パーツクリーナーを吹きかけるのではなく、ウエスなどに染み込ませてから軽く拭きましょう。
強く拭くのではなく、軽い力で何回も拭くといい感じに脱脂できます。

また、塗装の際に気をつけることは、1度で塗り終わらないということです。
1度で厚く塗り、色を濃くしようと思っても、うまくいきません。
塗装はすごい小さな粒子を吹き付けるので、1度で塗ろうとしてもうまく付着せず、乾きません。

また、厚すぎると液垂れが発生します。
こうなってしまうと取り返しが付きません・・・。
濃く塗りたい人は、数回繰り返し塗るという作業をしましょう。
薄く塗り乾かせて、また薄く塗り乾かせる。
この作業を数回繰り返せば濃い仕上がりになりますよ!

この作業は自分の好みの濃さで止めることができるので、気に入ったタイミングで終わらせることができるのもメリットです。
デメリットは時間がかかることですが、愛車を特別な仕上がりにすると考えるとそんな時間はあっという間ですよ!

カバー

テールランプに合わせてカバーを取り付けるタイプです。
パーツクリーナーで脱脂し、型どおりに貼るだけなのでめちゃくちゃ楽です。

簡単に取り付けられて、飽きたらすぐ外すことができるので、自分の気分に合わせることができます。

ただし、これは致命的なデメリットがあります。
適合車種が圧倒的に少ないということです。
自分のクルマがメジャーだと複数あって選びやすいのですが、少しマイナーなクルマだとまったくありません。
これではフィルムか塗装で自作するしかありませんね・・・。

注意すること

スモークフィルムはテールランプの上に透明度が低い色を重ねるので、ランプの光量が足りなくなる場合があります。
その場合、保安基準違反で車検に通らなくなります。

一番恐ろしいところは、走行中です。
光量が少ないということは自分がブレーキを踏んでも周りが気づかなくなる可能性がああるということです。

気づかれずにそのまま後ろから追突されると、目も当てられません・・・。
この事故の場合、こちら側が整備不良に該当するため、最悪は点を引かれてしまいます。
これでは百害あって一利なし、ですね。

光量を確保するには

  • 明るいLEDランプを使用する
  • スモークの透明度を下げる

といった対処法が考えられます。
真っ黒にして車体と統一感を出すのはかっこいいですが、自己満足だけでは公道は走れません。
カスタムもほどほどに・・・。

おわりに

いかがでしたか?

クルマの魅力を引き出すスモークテール。
1歩間違えば大きな事故につながるので注意が必要です。

最近は社外品で最初からスモークテールのタイプがあるので、デザインに不満がなければそちらを使うのもありかもしれません!
とはいえ、社外品で売っているから車検に通る、というわけではありません。
購入前に保安基準適合品であるか確認してから買いましょう。
そうでないテールランプはイベントや展示会など、使用を限定しましょう。