車のマフラー交換で気をつけること3点【うるさい理由】

こんにちは、かいむ(@Caimn_)です。

今日は車好きなら誰もが通る道、マフラー交換について紹介します。

マフラー交換は気をつけておかないと保安基準違反や車が故障する可能性があります。

マフラー交換の際に気をつけることを3つ紹介します。

 

音量

マフラーは変えることで音が変わります。
出口が大口径ならボーボーと低い音がなります。
チタンなどの薄い材質を使ったマフラーは甲高い音が出ます。

クルマが好きになったきっかけでエキゾーストノートからという人も少なくありません。
スーパーGTなどのレースを見ていると甲高い音が魅力的ですよね。
自分のクルマでもやってみたい!と思っても、簡単には実現できません。

甲高い音を出すには条件があります。

  • エンジンからマフラー出口が近いこと
  • マフラー本体の厚みが薄いこと
  • 排気量が少なすぎず、多すぎずのいい塩梅

他にもありますが、よく言われていることはこの3つです。

エンジンからマフラーの出口が近いクルマは限られてきます。
MRと呼ばれる、エンジンが自分のが座る位置より後ろに設置されている車です。

日本のクルマでMRは珍しく、なかなか乗る機会がありません。
いやいやいや!スーパーGTにプリウスいますやん!音がすごいですやん!
と思いますよね。
実はあのプリウス、エンジンの位置が後ろになっています。Wow!

音量が上がる要因は、マフラーに付いているタイコと呼ばれるところです。
タイコはグラスウールなどの消音材が詰められていて、そこで音量を小さくしています。
スポーツタイプのマフラーだと、そのタイコが1つ少なかったり、1つもなかったりします。
消音材がないということは音量が必然的に大きくなります。

マフラーを変えることにより、音量が大きくなり、近所に迷惑をかけることがあります。
朝早くから仕事に行く人、夜遅くに帰ってくる人、静かな時間帯に爆音で家の近くを通られたら迷惑極まりないですよね・・・。
多少音量が上がるのは大丈夫ですが、めちゃくちゃ上がってしまうと保安基準にも引っかかります。
そこだけは注意して交換しましょう。

最低地上高

マフラーによっては形状が雑だったりします。
安価なマフラーは結構雑ですね。
そういったマフラーで車高が下がっていると、マフラーを地上面に擦ってしまいます。
マフラーはエンジンから出たガスを排出するための機構です。

マフラーを擦ってしまうと、衝撃により、空気が停滞、または逆流してしまいます。
停滞だけなら吹かしてしまえばなんとかなりますが、逆流だけはどうにもなりません。
逆流してしまうと、出さなければならない空気が返ってきてしまうので、エンジンへの負荷が尋常ではありません。
ターボ車ならなおさらです。エンジンだけでなく、タービンにも大きな負担がかかります。
そんな状態を長期間続けていると、エンジン・タービンが壊れてしまいます。
1度壊れてしまうと、修理にお金と時間がかかってしまいます。
そうならないように、マフラーの形状などは画像である程度把握しておきましょう。

安物買いの銭失いという言葉があるように、ケチってしまうとあまりいいことありませんよ・・・?

他にも車検では最低地上高という項目があります。
その名の通り、最低でも地上より9cm離れていないといけません。
車高が下がっているクルマでマフラーを変えるだけで引っかかることもあるので、気をつけましょう。

排ガス

マフラー交換の項目で触媒を交換する人もいます。
触媒とは、エンジンから出た有害ガスを分解し、比較的無害に近づける装置のことを言います。
フィルターみたいなもので、有害ガスをその場で受け止めてくれる機構です。
触媒が一定の機能性がないと保安基準違反になってしまいます。

フィルターがあるということは、少しですが音量を抑制することができます。
そこを抜けが良い機構に変えたりする人もいます。
メタルキャタライザー、スポーツ触媒などと呼ばれています。
スポーツカーでターボ車に乗っている人やサーキットをよく走る人が多いですね。

スポーツキャタライザーも種類が多く、中には保安基準に適合していないモノもあります。
適合の基準はどれだけ排気ガスを有害でない状態にするかというところが大きいです。
とはいえ、排気量が大きい車だと影響されてきます。
触媒レスにしてしまうと結構な音量になったりします。

おわりに

いかがでしたか?

クルマのカスタム・ドレスアップは自己満足だから周りは関係ない!
と思っている人、要注意です。

うるさいと近所迷惑になってしまいます。
触媒を外して走行すると有害ガスを撒き散らすことになります。

見た目を変えたいだけならマフラーカッターを取り付けたほうが無難かもしれません。
安価で工具1つで取り付けられるため、DIY初心者でも簡単です。