こんにちは、かいむ(@Caimn_)です。
今日はドローンに装着するプロペラガードを紹介します。
飛行許可申請では、必須のプロペラガード。
どのプロペラガードを選んだらいいかわからない人向けに紹介します。
プロペラガードとは?
その名の通り、プロペラを砂や埃、小石などから守るアタッチメントです。
プロペラガードにはドローン本体を守るだけでなく、周りの人やモノを守るためでもあります。
プロペラは非常に危険
プロペラは猛スピードで回転しています。
回転中のプロペラは非常に危険です。
体に触れると切り裂かれて、怪我に繋がります。
実際にドローンをつかもうとしてプロペラに接触、指を切る怪我をした人がいます。
ライブ中の出来事で、会場は騒然としたそうです。
切った手は切断という最悪の事態は免れましたが、手術を受けなければならないほどの大怪我でした。
プロペラガード、レビュー
怪我する可能性を減らすために買いましょう、プロペラガード。
実際に購入し、使用した感想を書いていきます。
購入
ランディングギアと同様のメーカー、PGY-TECH製です。
これを選んだ理由は
- 安価
- 取り付けが簡単
- 折りたためる
の上記3つです。
決めた一番の理由は「折りたためる」という点です。
実際にどんな感じか、ご覧ください。
右側と左側の2つです。
展開時の半分になるので、省スペースで保管することができます。
装着側は少し厚みがあるので、2つ重ねるとガチャガチャしますが、展開している状態よりは全然良いですよ!
1つを展開した状態がコチラです。
やはりプロペラ2枚分なのでやはり大きいです。
プロペラより1回り大きく枠を取っているので、更に大きく感じます。
他にもプロペラ1枚につき1枚のガードというタイプもありますが、それだと4枚持ち歩くことになるので、かさばります・・・。
合計2枚で持っていけるというのは持ち運び時にはかなり大きいメリットになります。
取り付け
実際に取り付けるとこんな感じです。
広く展開される分、やはり大きく感じます。
Mavic2のメリットである小型が薄れてしまいますね・・・。
ですが、安全には代えられません!取り付けましょう。
取り付け方も至って簡単です。
- 展開し、モーター下部に取り付ける
- しっかり取り付けたら、アタッチメントで固定する
- 他プロペラも同様で取り付ける
- おわり
ね、簡単でしょ?
持ち運ぶときは取り外さなければならないので、すぐに取り付けられるのは撮影の効率化に繋がりますよ~。
使用感
実際に屋外でフライトしてみました。
- 離着陸時
- フライト時
- 撮影時
気になるのはこのあたりでしょうか・・・。
どんな感じだったか、少し掘り下げます。
離着陸時
特になんの支障もなく、離陸・着陸できました。
プロペラ下部に取り付けるので、少し出力高め・不安定な離着陸になると思っていましたが、嬉しい誤算でした。
フライト時
特に大きな問題もなく、フライトできました。
ジャイロ効果もあり、ホバリングも安定しています。
ガードのせいで風でフラフラする、といったこともありませんでした。
ガッチリ固定されているので、ガード自体ビクともしません。
撮影時
一番気になるのはカメラ写りでした。
Phantomシリーズはプロペラガードをつけると、画面上部にちょっとだけ写ってしまっていたんですよね・・・。
Mavicはカメラからモーター下部が近いため、写るのでは?と思っていましたが、全然写りませんでした!
これは空撮マンには非常に嬉しいですね。
安全にかつ、クオリティの高い動画を撮ることができるのは最高のメリットでした。
メリット
買ってよかった!メリットを3つ上げてみました。
安全性が向上
何事にも代えがたい「安全」
ガードを取り付けることにより安全性が向上したのは一番のメリットです。
これで何が何でも防ぐことができる、というわけではありませんが、ないよりは遥かにマシです。
強い衝撃を与えなければ割れることもありませんので、どうしても外さなければならない状況でなければ着けておきましょう!
軽量なのでフライトに影響なし
軽量の樹脂が採用されています。
大きい+プロペラ下部にある、という点が気になっていて、フライトに影響するのではないか?
と思っていました。
ですがそんなこともなく、杞憂に終わりました。
カメラに写らない
今まで撮影で使用してきたPhantomでは少し写ってしまい、動画としてはあまりよい動画とは言えませんでした。
Mavicでも写ってしまうんだろうな~必要経費かな・・・。
なんてことを考えていましたが、そんな心配は不要でした。
カメラを一番上(といっても真正面を向く)まで上げてみましたが、写る気配はありませんでした。
これは嬉しい!なんていい事ずくめなんだ・・・。
と初フライト時は感動すら覚えました。
狭いところを縫ってフライトしなければならない状態でない限り、付けておいて損なし!
もう買わない選択肢はないですよ?
デメリット
ちょっと煽ってしまいしたが、それなりにデメリットも存在します。
少し安っぽい
樹脂なのでめちゃくちゃ安っぽく見えます。
実際安いんですけどね・・・。
どうしても安っぽく見られたくない人は、塗装するしかないですね。
真っ黒に塗ると違和感が出てしまうので、少し暗めのグレーにするとかしてみるといいかもしれません。
塗るのは缶スプレーが一番簡単ですね。
ガードに直接スプレーするだけです。
とはいえ、塗装に慣れていないと、ダレる・ムラが出るなどが発生してしまうので、最初は失敗してもいい素材で練習をしましょう。
装着すると一回り大きく見える
プロペラより一回り大きく設計されています。
これはプロペラとガードが干渉しないためです。
なので、取り付けると大きく見えます。
唯一のメリットがデメリットに変わる瞬間ですね・・・。
広い場所で飛ばすとそこまで大きいと感じませんが、狭い場所でのフライトは結構大きく見えます。
折りたたんでも大きいので持ち運びにくい
やはり大きいのは一番のデメリットですね・・・仕方ないことですが。
小型のバッグで持ち歩いているですが、プロペラガードだけ入りません。
なので、別のバッグで持ち歩いています。
1つにまとめられないのはかなり不便です。
2つのバッグで持ち歩くのは単純に手間なので1つにまとめたいところです。
また、軽い樹脂パーツなので、強い衝撃や折り曲げがあると簡単に割れてしまいます。
安価とはいえ積み重なると痛い出費になるので、できるだけ破損は避けたいところです。
現在、プロペラガードも収納できる今より少し大きめの緩衝材付きバッグを買おうか検討中です。
おわりに
いかがでしたか?
人がいる環境でのフライトでは、必須のアイテムです。
プロペラガードをつけずにフライトし、たまたま人が近づいてきてプロペラに触れてしまった・・・。
なんてことになると、大事故です。
最悪事態を避けるために買っておきましょう。
自分はイケる!と思っている人ほど、事故を起こしてしまいがちです。
常に最善と最悪を想定してフライトに挑みましょう!