こんにちは、かいむ(@Caimn_)です。
本日はカロッツェリアのカーオディオユニットを紹介します。
このユニットは
・ナビが不要な人
・安価でモニター付きデッキがほしい人
・イコライザー等音楽の設定をガッツリしたい人
にとってはいいユニットです!
オーディオユニットとは
音楽再生機能、ラジオ機能とナビ機能を省いたデッキです。
1DINと2DINがあります。
1DINだと画面が最小限で、文字しか表示されません。
また、グレードにより日本語が表示されないものもあります。
2DINではナビと似た形をしており、タッチで操作することができます。
モニターとしても機能するので、スマートフォンとつなぐと便利です。
また、バックモニターに対応していればバックするときにモニターに表示してくれますよ!
FH-9200DVD
今回購入したのは、カロッツェリアの「FH-9200DVD」です。
購入した理由はやはり安価だということです。
3万円ほどで購入することができ、取り付けもナビと比べて楽なので、すぐに導入することができました。
ナビはスマートフォンで事足りるので、モニターとして、音楽再生ツールとしてほしいといった人にはもってこいです!
メリット・デメリット
では1年ほど使ってみて感じたことを書いていきます。
どちらかというと、デメリットのほうが多いです・・・。
メリット
・背景画像を自由に変更できる
・音楽の設定が楽しめる
・ナビより起動が早い
背景画像を自由に変更できる
これは個性を出すにはもってこいですね!
ナビのボタンやナビゲーションの色を自由に変更できるので、背景画像と組み合わせると締まった画面が構築できます。
自分のクルマの画像でもよし
行ったところの風景でもよし
友達や家族との写真でもよし
ヲタク風にアニメ画像でもよし・・・
バリエーションが多数あり、カスタマイズが捗りますね!
ユニットに保存できる画像は1枚だけなので、USBに入れておいていつでも変更できるようにしておくといいですよ!
ただ、変更するのにかなり時間がかかるので気長に待ちましょう・・・。
音楽の設定が楽しめる
イコライザー、リスニングポジション、MIXTRAX EZ、バーチャルサウンドクリエーターなど・・・
音楽を楽しむ機能が多数搭載されています。
音楽に連動してボタンの色が変わったり、グラデーションしたりと運転手以外も視覚的に楽しむことができます。
また、こだわりたい人にもしっかり対応しており、
イコライザーに関しては13バンドイコライザーとなっています。
細かな設定まで徹底的にイジることができるため、好きな曲をより楽しむことができます。
ナビより起動が早い
ナビと違ってマップを読み込む必要がないため、起動は早いです。
エンジンを起動してから大体5秒程度で起動完了です。
とはいえ、最近のナビは性能が非常に高く、起動まで気にならないくらい早くなりました。
これは大きなメリットとはいえず、最低限・当たり前レベルになってしまいそうです。
デメリット
・USBで映像を流せない
・USBに入れた音楽の読み込みが遅い
・音楽のカバー画像が読み込まれない
・MIXTRAX EZを使用すると音割れがする
・タッチパネルの感度が悪い
・バグが多い
USBで映像を流せない
強みの1つとして紹介されていた映像再生機能です。
しかし、設定が非常に細かくしなければならず、解像度がかなり低くなってしまいます。
設定を細かくするにも、公式が設定情報を公開していないため、どういったエンコードをしていいかわかりません。
私がいろいろ試して再生できたのは、ポータブルゲーム機レベルでした。
ポータブルゲーム機と言っても、プレイステーション・ヴィータではなく、その前に出たプレイステーション・ポータブルレベルです。
これは最近のユニットとしては解像度が低すぎるのではないでしょうか・・・?
解像度が低いということは満足に映像を楽しむことができない、ということです。
おまけに容量が大きいと映像を読み込むのに時間がかかり、映像が飛び飛びになってしまいます。
これでは見えたもんじゃありません。
大人しくDVDを入れて再生しましょう・・・。
これに期待していたということもあり、非常に残念でした・・・。
USBに入れた音楽の読み込みが遅い
USB3.0に対応していないのでしょう、大量に音楽を入れていると読み込みだけで時間がかかります。
「あ、この曲久々に聞きたいな」
と思って曲を探すのにも読み込みが遅いとそれだけでストレスになります。
探すにしても、標準表示は更新日時順です。
これではすぐに探すことは不可能です。覚えていれば別ですが・・・。
ナビ内にデータベースとして保存すると、あいうえお順で表示されますが、データベースを読み込むのに時間がかかり、最悪の場合フリーズしてしまいます。
これではUSBというデバイスのメリットを最大限に活用することができません。
好きな曲を10曲程度厳選してCDに焼いたほうが、よっぽど快適です。
最近出たユニットとしては少し昭和チックすぎませんか・・・?
音楽のカバー画像が読み込まれない
ナビがない代わりに音楽情報を画面いっぱいに表示してくれます。
画面の約1/3にカバー写真を表示してくれますが、設定によると読み込まれなくなります。
画像のサイズ
容量
アスペクト比
色々試してみましたが、なぜか読み込まれないカバー写真も複数ありました。
画面に大きく表示されるので、そこだけ表示されていないと少しガッカリ感が否めません。
かっこいいカバー、可愛いカバー、おしゃれなカバー・・・
これがうまく表示されないのは非常に悔しいですね。
ユニットの性能が低いというのが一番大きいと思いますが、
安価だからといって最低限の機能を使用できないのは、いささかおかしいと思います。
MIXTRAX EZを使用すると音割れがする
カロッツェリアの目玉機能!MIXTRAX EZです。
様々な機能があり、
DJ風に曲切り替え
フェードイン・フェードアウトのシンプルな切り替え
などノンストップで音楽を聞き続けられるという音楽好きには堪らない機能なのですが・・・
なぜか音割れが発生します。
これは音楽のビットレートに関係しているのだろうと思い、
128kbpsに統一しましたが、解決しませんでした・・・。
気持ちよくドライブしている中、音楽再生中に「バリバリ」と聞こえてくると、
少し不快ですよ・・・。
タッチパネルの感度が悪い
これもストレスが溜まる要因の1つです。
パネルにこだわっているらしく、発色がよく、光沢出て素晴らしいのですが、
うまくタッチできないとそんなものに意味はありません。
タッチしようと思って1タッチしても、する~っとスライドしたりします。
逆もしかりで、スライドしようと思ってもタッチになったりします。
まずは快適性を改善してからモニターにこだわってほしかったです。
陽の光が当たり、見にくくなるのはいただけませんが、最低限整備されてから対策してほしいところです。
バグが多い
映像が見えない、カバー写真が表示されないと紹介しましたが、まだありますよ。
え?と思います。自分がそんな感じでした。
音楽を聞いているときにスキップすること、ありますよね。
MIXTRAX EZ機能をONしていてスキップすると、しっかりフェードなどのエフェクトを演出しながら切り替わってくれます。
それ自体はいいのですが、ステアリングコントローラーなどでスキップと音量UPをしてしまうともう大惨事です。
曲が切り替わるまでの間、音量が上がり続けます。
フェードなどのエフェクトは数秒ほどかかりますので、その間上がり続けるということは、ものすごい爆音になってしまうということです。
カロッツェリアのナビやユニットは音量の最大値が高めに設定されています。
そこそこ大きめな音量で流していて、更に音量が上がってしまうと、最悪スピーカーが壊れてしまいます。
これはデバッグ中に気づいてほしいところでした。
ナビやユニットはデバイスのアップデートがないので、そこはしっかり見落とさずに修正してから販売してほしかったです。
初めてこの現象にあったときは、めちゃくちゃびっくりしました。
大きい音、苦手なので・・・。
おわりに
いかがでしたか?
正直、これは買いだ!とは言えません。
これなら最近販売された、スマートフォンを使った1DINユニットを買ったほうがいいと思います。
そちらのほうが安いし、使いやすいと思うので・・・。
どうしても2DINユニットがいいという人は、最新のカロッツェリアかケンウッド製のユニットを狙ってみてはいかがでしょう?
他にも、アンドロイド搭載のオーディオユニットなんかも最近流行っていますよ。
お金に余裕があるなら、素直にナビを買ったほうがいいかもしれません。